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これは1980年代に起きた健康ブームによって起きた事件です。今回はこのトリプトファン事件について解説していきたいと思います

それはアメリカで起きた

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トリプトファンは睡眠導入剤として用いられることが多く、質の高い睡眠を引き起こすとされるセロトニン、メラトニンを分泌される働きがあるのです。

それを知ったアメリカ人たちはこぞってトリプトファンが多く含まれる食べ物を食べていました。

健康ブームも相まってこの事件がより世の中で注目されていたのです。

しかし、それは長くは続きませんでした。なんと食べた人が失神や激しい筋肉痛が襲って来たのです。政府は急いでトリプトファンを含む食材の販売、輸入に厳しい警告をし始めたのです。これがトリプトファン事件に繋がって行くのです

なにが原因なのか?

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調べた結果、アメリカ政府は昭和電工が作った製造物が直接的な原因だと断定しました。そう、これがトリプトファン事件なのです。

もちろんこれによって日本国の食は危険という認識がアメリカで広まってしまったのです。トリプトファンを含む食品の製造工程に不備があり、それによって不純物が混入し、アメリカをパニックにさせたと。

しかしこれには大きな疑問点が残ります。

アメリカ政府の陰謀説

当時、日本国として急成長は留まることがなく、アメリカは日本に対して多額の貿易赤字を抱えていました。

なんとしても赤字を減らしたいアメリカはドル安・円高の政策を打ち出し、強国としてアメリカを世界に示したかったのです。

しかし、対策をとっても貿易赤字は減ることがありませんでした。そこで日本の製造物・食品は危険なものだと知らしめるためにトリプトファン事件を利用したのではないか?と言われています。

陰謀だと言われるその根拠はあるのか?

根拠はもちろんあります。

トリプトファン事件が起こる前からこの成分を摂取した後に激しい筋肉痛・嘔吐を起こしてしまった事例は多くありました。なぜこの場に及んで政府まで乗り出してきたのか、疑問に思われます。

さらに、昭和電工が行った実験では不純物は確かに検出されることはあるのがそれが原因で健康被害を起こすことはないということがわかったのです。

人間の神経は確かに細く繊細なものですが、健康障害を引き起こすくらいの害悪は昭和電工が製造した食品では見受けることはできません。

しかし、健康ブームだからと言って、良いものをとりあえず摂取しよう!!という短絡的な考え方は非常に危険です。

トリプトファン事件はそんな私たちへの警告だと声高に言いたいのです。直接的な原因は昭和電工ではなく、トリプトファンは健康に良いものだから!と言って食べ過ぎてしまったことなのです。

食べ過ぎや取り過ぎには十分注意して下さいね!

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現在では製造過程や製品表記の基準が大幅に見直され、用法・用量を守れば安心して食事ができます。しかしサプリメントなどを摂取するときは注意事項をしっかり見て下さいね!!
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